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非接触売買契約が完了「IT重説+電子契約」
川口市を中心に活動する不動産コンサルタントの有限会社リプロです。新型コロナウィルス感染拡大防止のために、自宅購入・売却活動を控えていらっしゃるお客様も多い事かと思います。しかし当社では、ゴールデンウィーク中のステイホームが呼びかけられていた時期でも、緊急事態宣言下でも契約がありましたのでそのレポートをいたします。
新しい「契約」のカタチ
売買契約と重要事項説明は従来、売主・売主仲介会社・買主・買主仲介会社の4者が重要事項説明に約2時間、売買契約に約1時間、個室で集合して3蜜を作る環境が当たり前でした。
①IT重説
法律上は、宅建士が対面で行うとされている重要事項説明(略称:重説)について、ITツールを利用する社会実験が行われています。ITツールとは「Zoom」等を指し、非接触で行います。この社会実験には全国で411社(5月21日現在)が参加しており、当社もその1社です。(採択事業者一覧 https://www.mlit.go.jp/common/001344086.pdf)
今回IT重説を行った買主様(A様)は、赤ちゃんのいらっしゃる20台後半のご家族様でした。夫婦でのペアローンを組むことから、夫婦そろっての契約となります。緊急事態宣言の最中、赤ちゃんを連れ家族全員で電車を乗っての外出することへのストレス、時間的にも費用的にもそして何よりコロナ感染リスクという精神的ストレス考えても、A様にとって、この「IT重説」は、まさに願ってもない機会でした。
②印紙が不要になる電子契約
「電子契約」とは、紙ではなくWEB上で、契約成立の証拠として、電子署名やタイムスタンプを付与した電子ファイルを利用するもので、最近、小澤征悦さんがハンコに別れを告げるCMにもある「クラウドサイン」等があります。今回は、この「クラウドサイン」を利用しました。電子契約を利用すれば、重要事項説明から売買契約まで、誰とも接触することなく成立させることができるのです。電子契約には、もう一つ大きなメリットがあります。例えば、5千万円を超え1億円以下の物件の売買契約の場合、印紙が6万円(現在軽減措置中の為3万円)必要なのですが、電子契約の場合これが不要になるのです。3万円から6万円も浮いたら、美味しい食事を3回くらい食べられますね。
私は今回の取引に携わり、新しい仲介の在り方として、「IT重説」や「電子契約」の利用は今後一気に加速してくる可能性が高いと実感しました。もちろん、売主様や、売主仲介業者の同意が前提となり、そして何よりも皆様の取引の安全が大前提です。全ての不動産取引がこの形式になるということではありませんが、リニュアル仲介では、購入前の「WEBでの個別相談」はもちろん、「IT重説」・「電子契約」等、ユーザー皆様のご要望に柔軟に対応し、いち早く皆様にご案内してまいります。
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